夫婦で経営している整骨院の人間関係に苦しんだ。「整骨院を良くしたい」という願いとは裏腹に、当時はスタッフともなかなかわかりあえず、外部講師を招き手を尽くしても報われず、逆に私が孤立し四面楚歌となった。辛かった。

このころ唯一救われたのは義母の存在。私は実母亡き後、優しい義母を心から慕っていた。認知症で介護が必要だった義母は、いつも自分のことより私を励ましてくれた。14年間もの闘病の末他界したが、そのころから「これからは自分の世界を作りたい」と思うようになった。2人の母を病気で亡くした私は「人の健康に役立ちたい」と、これまで胸に秘めてきたことを形にするべく、新たな挑戦をはじめている。